お墓の種類

夫も私も一人っ子…両家のお墓をどうしたらいいの?

1人で2つのお墓を継ぐこともできる

日本では少子化が進んでおり、子供が一人の家庭はめずらしくありません。
一人っ子同士の結婚だけでなく、お墓を継ぐ人と一人っ子の人が結婚した場合もお墓の管理問題が発生します。

お墓のポイント

女性も男性も、それぞれの実家のお墓を承継しても構いません。
また両家のお墓を一つにまとめて継いでも問題ありません。

お墓の承継者の性別は女性でも男性でも構いませんし、一つしか継いではいけないという決まりもありません。そのため、例えば父親と母親の両家のお墓を、一人娘が2つとも継ぐことも可能です。
ただ管理は大変になりますので、この場合だと両家のお墓をまとめる『両家墓(りょうけばか)』という方法を選択することもおすすめです。

両家墓を選ぶケース

墓地には「〇〇家」と一つだけ家名が刻まれた墓石が多いですが、「△△家」「□□家」とひとつの墓石に並列で家名が刻まれている墓石もあります。これが両家墓です。

  • 実家のお墓と嫁ぎ先のお墓の両方を継ぐことになった
  • 両家のお墓が離れたところにあり、管理やお墓参りが難しい
  • 両親それぞれがお墓を継いでいたが子供が一人っ子で、将来的に2つとも管理しなければならなくなる

家族や親戚との話し合いで、お墓を一つにまとめようという結論に至れば、こういったお墓の在り方も選択できます。

両家墓で揉める宗教宗派問題

ただし両家墓にするには注意点がいくつかあります。
仏教とキリスト教では両家墓にすることがかなり難しくなります。こうした場合、改宗問題が絡んでくるためです。

Case1
うちは両家とも浄土真宗だったので、お互いの家墓を1つにまとめて、通いやすい場所に改葬しました。
Case2
宗派の違うお寺にそれぞれお墓があって、どっちに合わせるかで揉めています。私たち自身の信仰心は篤くないんですが、ご先祖様を勝手に改宗させるのは気が引けます。
Case3
うちも宗派が違って揉めてしまうので、改宗の必要がない宗教宗派不問の墓地を探していますが、公営墓地は倍率が高くてなかなか決まりません。
Case4
うちは宗派は同じですが、まとめ先にどちらのお寺を選ぶか悩んでいます。
まとめた場合、今それぞれ収められている全ての遺骨を安置することはできなさそうなので、お墓に入りきれない遺骨をどうするかも考えなければいけません。

お墓は家族全体の問題

お墓をどうするかの決定権は承継者にありますが、関係者の希望も可能な限り聞いておいた方がベターです。
心情的に納得できるかは話し合いを重ねるしかありませんが、問題の内容によっては解決できるものもあります。

お墓の管理が大変なので何とかしたい
改宗の必要がない改葬or永代供養をしたい
お墓に入りきれない遺骨を何とかしたい

このような問題であれば、『送骨』を利用することで解決できる可能性があります。

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